資料をまとめています2 いきいき生きる2019/02/01

私が楮を提供している小原和紙工芸作家の方が、釜石小学校へ卒業証書を提供することになったきっかけは、東日本大震災の際に、愛知県碧南市の棚尾小学校が釜石小学校を支援・交流があったことにあるようです。
棚尾小学校は、小原和紙工芸の創始者と言われる総合芸術家藤井達吉の卒業校です。

棚尾小学校は、なぜ釜石小学校へ支援しようと思ったのでしょう。
釜石小学校の生徒は震災時、全員下校していたにも関わらず、全員無事であったことに着目し、支援を決めたそうです。棚尾小学校は海抜5mのところあり、南海トラフ地震への教訓も得たかったのかもしれません。

釜石小学校は高台にありますので、津波の被害は受けていませんが、避難所として使われていたそうです。3年ほど前私が出席させていただいた卒業式の卒業生は、1年生のときに震災にあった子供たちでした。卒業式で聞いた校歌が素晴らしく心に残りました。

↓釜石小学校へ向かう坂道
小学校へ向かう坂道

↓釜石小学校 2016.3.19
小学校校門

釜石小学校校歌(いきいき生きる)
作詞 井上ひさし
作曲 宇野誠一郎

いきいき生きる いきいき生きる
ひとりで立ってまっすぐ生きる
困ったときは目をあげて
星を目あてにまっすぐ生きる
息あるうちはいきいき生きる

はっきり話す はっきり話す
びくびくせずにはっきり話す
困ったときはあわてずに
人間についてよく考える
考えたならはっきり話す

しっかりつかむ しっかりつかむ
まことの知恵をしっかりつかむ
困ったときは手を出して
ともだちの手をしっかりつかむ
手と手をつないでしっかり生きる

↓↓↓ ここで聴けます。
https://www.youtube.com/watch?v=BFo6p90dJko