ようやく作業再開できました ― 2021/07/29
新型コロナ感染拡大のため、3月以降全く秋田を訪れることができていませんでしたが、ようやく7/13から1週間ほど行ってきました。
3月に行なった雪晒しした楮の白皮の出荷もまだできていない上に、楮畑の様子も気になるし、昨年収穫した楮の黒皮削りも終わっていないなど、滞っている作業がたくさんありますが、1週間のみの滞在でした。
まずは楮畑に直行。

すでに1mくらいに成長しています。

地元の方で楮栽培に興味を持ってくださっている方に、草取りや間引きや芽欠きをお願いしていたので、思っていた以上に手が入っていてホッとしました。

「間引きは難しいね」と言われていましたが、ほぼできています。
畑の一角に藪萱草が咲いていました。

藪萱草の蕾を高級食材なのだとか。
少し摘んで茹でて酢のものにしていただきました。

間引きがほぼできているとはいえ、太さの揃った枝とするにはもう少し間引きが必要です。
全ての株を確認して、かなり思い切って間引きをしました。
楮の枝の中に潜ってしまえば比較的涼しいので助かります。
↓間引き前

↓間引き後(これでもまだ間引きが必要なようにも思います)

間引いた後は全体に光が入るし、風通しもよくなります。
滞在していた間、秋田でも連日30℃を超える日が続いて、畑の作業は早朝だけ。
当初は午前中は作業をしようと思い、2日はど行きましたが久しぶりの畑仕事はかなり応えました。早朝でも7時を過ぎると日差しが強くなり、日陰にならない場所の草取りは大変です。そのためもあってか、草取りを全て終えることはできませんでした。
滞在中は雨が全く降らなかったので、水の心配をしていましたが、楮畑の一段下に田んぼが広がっているためもあってか、早朝は朝露がついていることが多いです。これで水分を得られているかなと思っています。

楮畑を手伝ってくれている地元の方から、アンギン編みのタペストリーをいただきました。
この方は、世界自然遺産に指定された、縄文遺跡伊勢堂遺跡のワーキンググループに参加されていて、苧(カラムシ)部会を運営されている方です。
その仲間が、アンギン編み機を自作し、楮の黒皮を削った方を横糸に使って編んでくれたそうです。
アンギン編みは縄文時代からあったそうで、苧(カラムシ)という植物を糸にし、編んでいたようです。同じ植物繊維を扱うものとして、私も苧(カラムシ)部会に参加させていただいたこともありました。

↓これが横糸に使われている楮の黒皮の削り取ったもの
これを裂いて糸にしています。今回は糸に撚りはかけていませんでした。

待っていただいていた、白皮などの発送も無事に終えて、ホッとしました。
手元にあった白皮は全て発送しました。

2019年収穫の白皮もようやく今年3月に雪晒しができ、紙漉きさんの元へ送ることができました。2019年がこれでようやく確定し、白皮にして16kgでした。毎年少しづつですが収穫は増えていて安心しました。
8月も引き続き、楮畑での作業と昨年収穫した楮の黒皮削りを行ないたいと思ってはいますが、どうなることでしょうか。
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