奈良国立博物館 特別陳列 和紙展へ行く2016/07/02

 昨年に引き続き、和紙に関しての特別陳列があったので、奈良国立博物館へ。
 テーマが近代和紙の誕生ということなので、正直なところあまり期待はしないで行きました。近世は紙漉きが衰退していく時期なので、どんな展示なのかという興味はありました。
 
 私にとってよかった展示は、楮、ミツマタ、雁皮という、和紙原料の展示があったこと。それぞれが大変美しい原料で、少しでも近づきたいと思うものでした。自画自賛ですが、私が作っている楮の輝きが、雁皮の輝きに似ているような。

 もう一つは、奈良国立博物館所蔵品の文化財修理のための紙質調査の内容が展示されていたことです。奈良時代の華厳経、平安時代の法華経の現物も展示されていて、今も残る紙の美しさに見入っていました。
特別陳列案内
帰宅後案内チラシを見たら、座談会が6/18に開催されていたことに気がつきました。長谷川和紙工房の長谷川聡さんが座談会メンバーの一人です。聞きたかったなあ。

図録
図録買いました