秋田内陸縦貫鉄道 春の景色 ― 2016/05/30
東京での「王朝継ぎ紙合同作品展」の搬入を終え、夕方には角館を出ることができました。
何度も秋田内陸縦貫鉄道には乗っていますが、この時期は初めてかもしれません。そのため、見る景色がとても新鮮でした。

桐の花や藤の花が満開です。かつては娘に桐の箪笥を持たせるために、女の子が生まれたら、桐の木を植えたと聞いたことがあります。今ではそんな習慣もなくなったのでしょうが、大変素晴らしい仕組みだったと思います。写真に撮った桐の木も、そんな風習から植えられたものだったのでしょうか。

藤の花が見事に咲いていたので思わず撮りました。

峠のあたりから、霧が立ち込めてきました。霧が流れて行く様子が美しく見飽きません。田植えを終えた田んぼの水面に、山や空が映ってこれもまた綺麗です。
霧と山と空が織りなす景色が、王朝継ぎ紙の表現にも通じていて、これを和紙を用いて表現するには、どうしたらよいかと考えていました。和紙をぼかし染めするのがよいかな。それとも銀の箔を細かくした砂子を撒こうか。異なる加工をした紙を継いだほうがよいだろうか。自然の景色が創作意欲を刺激します。

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